親の家の片づけ方

生前整理

私は2016年に生前整理アドバイザー2級を勉強し資格を取得しました。

きっかけは、父親が入院したことでした。健康はいつまで続くのかな、そしてやがては来る親との別れを考えたことです。

生前整理って何?というかたはこちら↓

一般社団法人 生前整理普及協会
一般社団法人 生前整理普及協会では、物・心・情報をすっきり整理し、今よりもっと幸せに生きる!ための「あったかい生前整理」をご提案いたします。
なり
なり

もともとあまり家事が好きではないわたし…

ブル
ブル

しっかり母親譲りなんだね。。。

私は結婚して実家を離れていますが、私が出たことにより余計掃除しなくなってしまったみたいのそのままの状態の実家。

年老いた親が各自で掃除しきれるとは思わないなぁと感じつつ、なかなか実家のお片づけまでは取り掛かれないのが現実です。

ふと、いつまでこのままのお家(ちらかり具合)なんだろうか?と思いました。

時間がかかるからとか、お金もかかるから、という理由でやらないなんてもったいない!と思いました。

ただ、自分ではない親の心情と寄り添いながら進めなければならないのは確かです。

はっきり言いましょう。

これは親との戦いです。

おかあさん
おかあさん

いきなり掃除だなんて言われても、いろいろ捨てられないのよね…

さて、どうやって進めていくと良いのでしょうか?

親が元気なうちに一緒に片づける

必要な物、不要な物など話をしながら一緒にやることがゴールへのカギです。

親には親の大切なものがありますからね。

半年から1年のスパンでゆるゆるとやろう

いつまでに終わらせるかも決めましょう。

  1. 他のスケジュールとセットで
  2. 1回1時間を目安に
  3. 完璧は求めず

一気にやろうとするとマラソンと一緒で疲れてしまいます。ゆっくりで良いです。何事も焦りは禁物ですね。

子である貴方自身の心にも寄り添うのが「生前整理」です。

お片づけだけを目的に行かなくてもOK。顔を出したついでに、少しずつお片づけ。これが双方の負担を少なくしてくれます。心も体も楽にして取り掛かりましょう。

時間もそんなにかけない。1回1時間と決めてやってみましょう。意外とテキパキと2時間もやっていたりして…結果、はかどったりもします。

完璧は求めない方が良いです。引き出し一つだけでも良いのです。それが整頓の始まりですからね。

まずは自分自身の整理整頓から

さぁ、どこから始めよう?

キッチン?リビング?押し入れ?

いきなり親の持ち物を「掃除だ~、整理だ~!しっかり捨ててやるぞ~!」とやみくもに手を付けてはいけません。

まずは貴方自身から整理整頓、お片づけしてみましょう。まずは小さく引き出し一つから。

それを写真に撮って、リアルに綺麗になってくところも見せるといいですね。お片づけしていて出てきた写真等も持って行って親に見せると話も弾むと思いますよ。

親の家の片づけで守るべき「3つ」のこと

持ち主である親の気持ちを大切にしましょう

  1. 説得ではなく納得してもらう
  2. モノの持ち方の基準の違いを理解すること
  3. 今始めないと後悔するという危機感を持っておくこと

無理強いされると反発したくなります。逆に腑に落ちると自ら行動を起こしてくれます。お孫さんがいるなら「一緒に小さい子と遊べるスペースができた!」「安全だね」という風にお片づけをした方がより良い生活になるイメージを持ってもらうといいですね。

「モノを持つことが豊か」であるという価値観がある世代の方(60代以上)はモノが多いことにさほど抵抗を感じていない、ということに子世代の方は知っておいたほうが良いです。この点は話し合いながらお互いが歩み寄っていきましょう。

親をやる気にさせる言葉があります。

「どんどんきれいになっていくね!」

褒められると嬉しいですね。作業しながら出てくる品物、写真などをみていくと思い出話もいっぱい出て来ると思います。もちろん自分からすることもあるでしょう。

そんなときもたくさん聞いてあげてください。そしてありがとう、と伝えてみてください。とても親孝行だと思いませんか?家が綺麗になり、親孝行もできる。でもこれは一日二日で終わる話ではありませんね。

親の家を一緒に片づけることで、遺品整理業者のトラブルを避けることもできます。

生前整理はやっている本人だけでなく、まわりの人たち(特に家族)も幸せにしてくれることでしょう。

「生前整理とは人生のお片づけ」生前整理普及協会のサイトはこちら

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